杉木峯夫 プロフィール

Mineo Sugiki
 1945年富山市生まれ。東京藝術大学音楽学部器楽科でトランペットを中山富士雄に学び、卒業後の1970年仏政府給費生としてバリ国立高等音楽院に入学。モーリス・アンドレのクラスに入り、72年一等賞を得て卒業。リヨン国立管弦楽団を経て75年札幌交響楽団に入団。札幌ブラス・アンサンブルとしても活動の傍ら、北海道教育大学札幌分校非常勤講師を務め、86年東京藝術大学音楽学部助教授となり、2002年教授、09年から同大演奏藝術センター長を兼任。2012年3月に退任し、4月1日より名誉教授。
 学生時代から在京オーケストラと共演し、フランスではベルナール・トマ室内管弦楽団、バリ・コンセール・コロンヌ管弦楽団などで演奏。「モーリス・アンドレと弟子達」によるレコーディング(エラート)にも参加した。東京藝大着任後も、水戸室内管弦楽団、サイトウーキネン・オーケストラ、紀尾井シンフォニエッタ東京などで演奏する一方、国内はもとよりパリや北京でもリサイタルを行う。モーリス・アンドレ国際トランペット・コンクールなどのコンクールの審査員を務める。1987年「とやま賞」受賞。モーリス・アンドレが仏楽器メーカーと開発したピッコロ・トランペットを日本で初めて導入した。
 現在、東京藝術大学名誉教授、平成音楽大学客員教授、紀尾井シンフォニエッタ東京アドバイザー、PMF評議員、日本ソルフェージュ研究協議会理事、日本トランペット協会理事長、札幌トランペット協会名誉顧問、くらしき作陽大学非常勤講師、コンセルヴァトワール尚美ディプロマ非常勤講師、オホーツク紋別セミナーディレクター講師、東京藝術大学芸術する脳を考える会代表など。
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